ジェットセットラジオ

jetsetradio ジェットセットラジオという昔のゲームがPS3でダウンロード販売されていた。ローラースケートみたいな靴を履いたキャラクターが街中を滑り回るゲームだ。もともとは10年ぐらい前に発売されたゲームで、渋谷などの実在の街をモデルにしたステージが出てくるのが面白かった。なにより音楽がよかった。

 それが復刻版で出たのでひさしぶりにプレイしたわけだが、やはり音楽はよいままだった。Guitar Vader の Magical Girl と Super Brothers が収録されていたのでしばらく聞いていた。おそろしいことにゲームからはすでに古典の香りすら漂っていた。ジェットセットラジオが古典の扱いになってしまうとは、10年というのはおそろしい歳月だ。2000年が懐かしくなることなんて永遠にないと思っていたのに。どうやら僕の頭の中のカレンダーはいつまでたっても199※年のままで、20※※年と聞くと無条件に未来をあらわす意味合いの数字として解釈されるようになってしまっているらしい。まるで北斗の拳の世界設定みたいだ。まあ西暦の一桁目が変わったんだからしばらくついていけなくても仕方ない。それにしても、とにかく音楽がいい。Bout the City も Miller Boll Breakers もいい曲だ。

 Magical Girlのギターを聞いていたら Ride on shooting star のイントロを思い出したので the pillows のアルバムも引っ張りだして聞いた。フリクリもいいアニメだった。特に Last Dinosaur をBGMにハル子がまくしたてる次回予告が好きで、そこだけ編集してまとめてある。記憶はないが、生まれて初めて映画館に連れて行ってもらったのは「王立宇宙軍オネアミスの翼」だったらしい。物心つく前からガイナックス漬けだったというわけだ。エヴァンゲリオンを地上波で放映していた1995年には14歳だった。傷みやすい大人になるのもうなずける話だ。